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電子図書館|更新頻度

2016.5.23(Mon)

電子図書館「Nittai Digital Library」の利用開始から約1ヶ月が経過しました。
電子図書館の運営で重要なことは、“更新をまめに行うこと”だと思います。
当然のことですが、予想以上に大変な作業だと実感しています…。

現在、日本体育大学柏高等学校は、学校内にある「メディアセンター」と、
電子図書館「
Nittai Digital Library」の2つの図書館を運営している状態です。
電子図書館は、パソコンの中で全ての業務ができるため負担は少ないだろうと思っていましたが、
紙書籍の図書館と同時並行して運営しているので、むしろ、図書館業務が増えた感じです。
すぐには仕事の負担が減ることはありません…。

紙書籍の図書館業務は、受入、廃棄、装備、本の紹介、館内整美などの大変さがありますが、
手書きPOPで本の紹介をしたり、特集コーナーを設置したり、落ち着ける場所だったりと、
利用者がずっとここにいたいと思うような環境が常にそこにあります。

一方で、電子図書館はパソコンの中にあるため、環境を体感で維持していくのは難しく、
利用者に継続して利用してもらうためには、興味関心を持ち続けでもらう必要があります。
そこで、まめに更新をすることが重要になってくるのです。

現在は、週2〜3回程度の更新をしており、チェックはほぼ毎日しています。
電子書籍コンテンツは、週20冊程度入荷し、5月末時点で230冊になりました。
紙書籍は、目に見える場所にずっと置いておけますが、
電子図書館は、トップベージに映らなくなったコンテンツは利用頻度がガクッと落ちます。
電子書籍が読み終わらないうちに、新コンテンツが登場するようなイメージで、
次はこれを読もうと誘導することで継続して興味を持ってもらう作戦ですが、これがなかなか大変です…。
更新の間隔が空いてしまうと、利用者は離れていってしまいます。
コンテンツ数が増えるまでは、こうした作業をきちんとしていくことが大切かと思います。

Nittai Digital Library 日本体育大学柏高等学校メディアセンター電子図書館
https://www.d-library.jp/nittai_k/



電子図書館|利用開始

2016.5.1(Sun)

2016年4月26日(水)
電子図書館「LibrariE」が利用開始となりました。
教職員には、職員会議にて簡単なデモンストレーションを行い、
2・3年生には、チラシ配布とポスター掲示でお知らせしました。
新1年生には、図書館オリエンテーションの中で説明を行う予定です。

チラシやポスターだけでは、なかなか認知されないため、
一部クラスでは、実際に電子図書館に触りながら説明をしてみたところ、
これがきっかけで利用を始める生徒もいました。
できる限りHRや授業の中で使い方を説明する時間を設けた方がいいようです。
また、紙書籍をよく利用をする生徒が電子図書館をよく利用する傾向があるので、
図書館を利用した生徒に口コミで広げていく活動に力を入れて行こうと思います。

さて、高校で電子図書館の導入をしている事例として少しでも参考になったでしょうか。
今後は、電子図書館の利用者を増やすための取り組みや、
電子図書館シムテムの使用感などをお伝えしていきたいと思います。

Nittai Digital Library 日本体育大学柏高等学校メディアセンター電子図書館
https://www.d-library.jp/nittai_k/


電子図書館|導入確定と最終確認

2016.5.1(Sun)

2016年3月下旬。
電子図書館のトライアル結果も良好で新年度からの導入開始が決定しました。
開始前に最終確認のため、株式会社日本電子図書館サービスさんと代理店である紀伊國屋書店さんと、
請求書のやり取り方法や機能改善について約2時間ほど打ち合わせをしました。
以下は、電子図書館「LibrariE」の請求書のやり取り方法の概要になります。

あらたに設定された高等学校向け月額システム使用料を適用
・電子書籍コンテンツ入荷数は、初年度年間約300冊程度で設定

・請求元は紀伊國屋書店が担当し、
株式会社日本電子図書館サービスへ直接支払わない
・見積書・納品書・請求書などの送付は要望に添ってもらえる
・契約手続きは、申込書(契約書)を紀伊國屋書店へ郵送して成立

ということでした。機能改善については、

・利用者登録が匿名であり、ユーザーIDとパスワードのみ
 →クラス、出席番号、氏名、性別などが入力できるようにして欲しい

ということが一番の要望です。
学校図書館で利用するにあたっては、統計をとったりするために、
利用者が特定できる方が便利です。
公共図書館用では、個人情報やプライバシーの侵害といった問題があるようで、
あえて個人が特定できないようにしているとのことでした。
開始時期までには間に合わないみたいですが、これ以外にも色々と要望したので、
今後、少しずつシステムが改善していけばいいなと思います。
開始時期は、5月GW明けを予定しています。

電子図書館|トライアル意識調査アンケート結果

2016.5.1(Sun)

Q. 1 電子図書館を利用してみた満足度はどのくらいですか?

66票  満足・やや満足
30票  不満・やや不満

Q.2 電子図書館の良い点は何だと思いますか?(回答) 

61票  メディアセンターまで貸出・返却に来なくていい
48票  外出先や移動中に手軽に読める
42票  メディアセンターが閉まっている時間も利用できる
39票  邪魔にならない・持ち運びが楽である
23票  予約・延長・貸出履歴など管理がしやすい
17票  試し読み・目次・しおり・キーワード検索などの機能が便利
15票  授業学習・受験勉強の時に役立ちそう
15票  文字サイズや画像を拡大して読むことができる
13票  読書をしてみようというきっかけが増える

Q.3 電子図書館の悪い点は何だと思いますか?(回答)

55票  目が疲れる
49票  インターネットに接続しないと読めない
32票  紙の本が好き・紙に慣れているので
27票  充電切れや故障すると読めない
20票  利用できる電子書籍のコンテンツが少ない
18票  そもそも書籍をあまり読まない
17票  画面が読みづらい
15票  モバイル端末を持ち歩くのが大変
14票  読んだ気がしない・内容が入ってこない気がする
11票  電子書籍が好きじゃない・抵抗感がある

Q.4 電子図書館では、どのようなジャンルの電子書籍の利用に最適だと思いますか?(回答)

72票  小説
35票  受験参考書・過去問題集・大学案内
20票  辞書・辞典
23票  漫画・コミック・挿絵の多い書籍(まんがで学ぶ世界の歴史など)
20票  資格(英検など)
17票  スポーツ
16票  英語・洋書・語学
15票  料理レシピ本
14票  新聞

以上が、電子図書館トライアルを1ヶ月間利用してみた生徒たちの
電子図書館に関する意識調査アンケートの結果になります。
電子書籍を普段から利用している生徒は1割未満と少なく、
ほとんどの生徒がほぼ初めて利用したという感じです。
生徒の満足度は、全体の約3分の2が「満足・やや満足」と回答しており、
今後も利用したいと考えていることがわかりました。

満足した主な理由は、図書館に直接来る手間が省けるところが一番のようです。
逆に、不満だった理由は、目が疲れるという意見が圧倒的に多かったです。
また、自宅にWi-fi環境が整っていなかったり、充電や通信料が気になる生徒も多いようです。
電子図書館で読みたいコンテンツとしては、小説が一番多かったです。
小説は読みずらいのかなと思っていましたが、スマートフォンを利用して閲覧していた生徒云はく、
お風呂でや寝転んでなど、どんな場所や体勢でも読めていいという意見も。
この調査でわかったことは、紙書籍をよく利用する生徒が電子図書館もよく利用するということで、
よく利用する生徒にとっては、紙か電子か使い分けるバリエーションが増えたということです。

電子図書館|トライアル統計結果

2016.3.1(Tue)



・ログイン回数 83回
・ログイン人数 15名
・コンテンツ貸出回数 34冊
・最もログインが多い時間帯ランキング
 ①16時〜17時
 ②11時〜12時
 ③12時〜13時 
・最もログインが多い曜日ランキング
 ①土曜日
 ②水曜日
 ③火曜日
・最も貸出のあったコンテンツのジャンル
 ①小説
 ②大学入試過去問題集
 ③占い

電子図書館「LibrariE(ライブラリエ)」のトライアル開始から1ヶ月が経過しました。
2/1(月)〜29(月)までの期間に、生徒83名と教員6名の合計89名で実施した、
電子図書館の利用統計の結果はこのようになりました。
普段の利用状況に近づけるためオリエンテーションでの利用を除いています。

利用者について、89名中の15名で全体の約2割が利用していたようです。
オリエンテーションの反応が良かったので、若干少ない気がしますが、
実は、同じくこの時期に学校図書館の方で本を借りる利用者と比べると、
利用者数や利用生徒があまり変わらないことがわかりました。

つまり、日常的に学校図書館をよく利用している生徒が、
電子図書館をよく利用しているということになります。
普段は本を読まない・学校図書館に来ないという生徒層の利用が増えるよりも、
本を読む・学校図書館に来る生徒層が便利になりより利用する傾向があるようです。

コンテンツ貸出回数について、34冊の貸出回数がありました。
生徒曰く、コンテンツ数が少ないのでもっと読みたかったとのことです。
コンテンツの充実と共に、貸出回数は増加すると思われます。

最もログインの多い時間帯について、
16〜17時・11〜12時・12〜13時の順にログイン回数が多かったです。
これは放課後と昼休みの時間帯にあたります。
生徒は、学校生活の自由時間中に最も電子図書館を利用するようです。
意外にも、夜20時以降の在宅時間帯や朝6〜8時の通学時間帯など、
自宅や移動時間にログインする生徒は少ないことがわかりました。
自宅でのWi-fi環境が関係しているようで、家のwi-fiが繋がりにくい
または、Wi-fiがないという生徒も多く見られました。

最もログインの多い曜日について、
土曜日・水曜日・火曜日の順にログイン回数が多かったです。
土曜日は、アドバンストコースの生徒のみ土曜授業があります。
平日の通常日課より自由時間が多く確保でき、利用する機会が多いのかと思います。
水曜日と火曜日のログイン回数がなぜ多いのかは、わかりません…。
全体的に平日のログイン回数に大きな差はないのでたまたまでしょうか。
これは、調査を続行してみたいところです。

最も貸出のあったコンテンツのジャンルについては、
小説・大学入試過去問題集・占いの順に多く貸出がありました。
トライアルでは、堅苦しいものをあえて省いて様子を見ることしたので、
ややジャンルに偏りはありますが、
イラストや写真が多い方が読みやすいだろうという予想に反して、
活字だけでも、あまり抵抗なく読んでいることがわかりました。

以上が、電子図書館トライアルを1ヶ月間実施した利用統計結果になります。
トライアルは、3月31日まで継続中なので、また更新したいと思います。
次は、生徒たちの電子図書館に関する意識調査アンケートです。
こちらでは、利用統計とはまた違った意見や感想がでてくると思われます。
実際の利用状況かそれ以上に、利用者の声はとても貴重な情報になることでしょう。

電子図書館|トライアル開始

2016.3.1(Tue)

2016年2月初旬。
電子図書館「LibrariE(ライブラリエ)」のトライアル開始にあたり、
下記のとおりに生徒へオリエンテーションを行いました。

【日程】
201
6年2月1日(月)1限:1年1組・2組合同
2016年2月2日(火)3限:2年1組
    〃      4限:2年2組

【内容】(15分間プレゼンテーション)
・電子図書館「LibrariE」のアクセス方法

・電子図書館「LibrariE」のログイン方法
・貸出、閲覧、返却、延長、予約などの操作方法
・利用期間、貸出冊数など利用規定の確認

・閲覧機能の紹介とデモンストレーション

対象クラスは、アドバンストコース(国公立・最難関大学特別進学コース)の
1・2学年各2クラスの合計4クラス・83名で実施しました。
アドバンストコースは、他の学科コース(進学・アスリート)に比べ読書量が多く、
また、最も早くICTを導入し、入学当初からiPadを全員携帯しています。
生徒たちは普段から学習等でiPadをよく利用していることもあり、
オリエンテーションでの操作説明などはスムーズにできました。
電子図書館を使った生徒たちの反応は、興味深そうに色々と試しているようで、
「すごい!」「便利!」「結構いい!」という声も多く聞かれました。
生徒たちは電子書籍に抵抗があまりないようでした。
むしろ、コンテンツの準備が遅れ、86名全員が本を閲覧できなくて申し訳なかったです…。
予想以上に好感触で導入に向けてさらに前向きに検討してもいいのかもと思いました。
1ヶ月後には意識調査アンケートをしてトライアルの結果をまとめてみたいと思います。
今から結果が気になるところです。

電子図書館|LibrariEオーダリングシステム

2016.2.26(Fri)

2016年1月下旬。
電子図書館サービス「LibrariE(ライブラリエ)」のトライアル開始前に、
株式会社日本電子図書館サービスさんが再訪問されました。
ここで、電子図書館「LibrariE」と「LibrariEオーダリングシステム」という
電子書籍の購入や公開ができる専用サイトのレクチャーを約2時間ほど受けました。
以下は、電子図書館「LibrariE」本学専用サイトとトライアル概要になります。

Nittai Digital Library 日本体育大学柏高等学校メディアセンター電子図書館
https://www.d-library.jp/nittai_k/

・試用期間は、2/
1(月)〜3/31(木)までの2ヶ月間
・対象者は、1・2学年の4クラス限定で83名+教員6名の合計89名

・トライアル申込み後、約1週間で専用サイトが開設される
・トライアルの説明のときに、管理者用のIDとパスワードを教えてもらえる
・利用者登録は設定してもらえる(登録は設定してもらう方が楽です…)

・トップページのオリジナルロゴは、画像データを送ると設定してもらえる
・オリジナルのロゴは、自分で作成準備をする必要がある

・サイトのカラーを10種類から選べるなどのカスタマイズができる
・学校側で作成したローカル資料も、電子図書館上で独自資料として公開できる
・トライアルにおいても図書館が必要とする電子書籍を選定して使用できる

・トライアルで選定した図書は、契約後もそのまま利用できる

さて、空っぽ状態の電子図書館に電子書籍を公開するためには、
「LibrariEオーダリングシステム」で電子書籍を購入することになります。
このシステムについてわかったことについてまとめてみました。

・電子図書館「LibrariE」で利用する電子書籍の購入専用のサイト
・2016年2月末時点でのコンテンツ数は、9436件(冊)
・KADOKAWAや講談社から出版された新書や文庫が中心である
・小説は、文庫化されたものが多く新刊はほとんどない
・理系・語学・経済・自己啓発・コンピューター・地図ガイドなどのコンテンツは豊富
・小説・漫画・図解・写真・料理・スポーツなどのコンテンツは少ない
・学校の学習で活用できるコンテンツはまだ少ない(古典・英語・歴史くらい?)
・購入や公開の操作方法がとても簡単でスピーディ
・選書検索でカテゴリーやジャンルの一覧の機能がついていないので不便
オーダリングシステムで選書する際は、コンテンツの内容を全ページ確認できる
・選書ができる資格のある人、購入ができる資格のある人など管理者を限定できる

といったところでしょうか。
まだ使い始めたばかりなので、機能の把握はこれからです。
とくに優れている機能は、コンテンツの中身を全て閲覧できるところです。
じっくり中身を確認しながら選書するのは時間もかかり、
入手が難しい場合は中身を確認することすらできません。
確実な選書ができて、図書購入予算の無駄を省くことにもつながります。
紙書籍で難しいことが、電子書籍でできるところは素晴らしいです。

逆に、惜しい機能は、選書の際にカテゴリーで検索できないところです。
スポーツ、自己啓発、地図ガイド、日本文学:ミステリー小説など、
カテゴリーやジャンルの一覧が表示されないのでやや探しにくいかなと。
2類歴史などのNDC分類や一般書店の本の分類カテゴリーの一覧があると、
漠然とした検索がとても便利になると思います。

とりあえず、トライアルでは活字がいっぱいの堅苦しいものではなく、
暇つぶしに最適の本や大学入試過去問題集などの学習参考書を中心に、
毎週、数冊ずつ新刊を増やしながら様子を見ることにします。
さて、いよいよ生徒へオリエンテーションをすることになりますが、
電子図書館と聞いてどんなリアクションをするのか興味深いところです。

電子図書館|月額使用料

2016.2.26(Fri)

2016年1月中旬。
昨年11月末の株式会社日本電子図書館サービスさんの訪問から約1ヶ月半後。
電子図書館サービス「LibrariE(ライブラリエ)」の説明を聞いて、
電子図書館や電子書籍の仕組みや料金形態について色々と考えてみましたが、
電子図書館を導入している高校など有益な情報は得られずに保留のままに…。
ここは百聞は一見に如かずということでトライアルに申し込むことにしました。

トライアルに申し込むにあたり学校側に許可をもらいに行くと、
電子図書館のシステム使用料の見積もりが必要とのことでした。
そこで、株式会社日本電子図書館サービスさんへ連絡したところ、
前回訪問でのシステム使用料についての要望を検討してくださり、
以下のような提案がありました。

大学や公共図書館とは異なる、導入しやすい高等学校向け月額システム使用料をあらたに設定する

とのことでした。
高等学校向けに導入しやすい価格が提示されたことにより、
電子図書館の導入がグググッと前進しました。
この金額がまだ高いのか、安いのかはトライしてみなければわかりませんが、
あらたな価格体系が提示されたことにより、第一の大きな波は乗り越えたように思います。
学校側から無事にトライアルの許可がおりたので、準備を進めることにしました。

電子図書館|都度課金(つどかきん)

2016.2.25(Thu)

電子書籍のコンテンツ料金について気になることがまだあります。
それは、一度購入した後も料金が発生する料金の仕組みです。
実は、説明を聞いたときにここが最も引っかかった内容でした。
まず、3つの料金形態をおさらいすると以下のようになります。
(1)電子書籍1冊分につき一人のみ利用可能な「ワンコピー/ワンユーザー型」
(2)電子書籍1冊分につき複数の利用可能な「「ワンコピー/マルチユーザー型」
(3)貸出があったときにのみ課金される「都度課金型」
問題は、(3)の「都度課金型」という料金形態です。

「都度課金型」とは
・貸出されたときのみ料金が発生する
・1回の料金は、ワンコピー/ワンユーザー型で購入した電子書籍料金の26分の1程度(出版社側で設定)
  例)2250円の電子書籍だった場合、貸出1回ごとに約87円程度かかる
・一度購入したライセンスが貸出回数52回or2年経つとこの料金形態に移行する
・都度課金型に移行しないで、ライセンスを中止する選択もできる
・始めから都度課金型でライセンスを購入することはできない

ということです。
まず、最初に電子書籍を購入するために料金がかかります。
さらに、貸出回数が52回になった場合、または、購入してから2年経過した場合は、
貸出1回につき元のライセンスの26分の1の料金が発生します。
つまり、電子書籍の料金は、期間限定+その後は追加料金になります。
一度購入したらずっと利用できますよという意味じゃなかったのですね…。

それならば、利用した分だけ料金を支払うかたちで、
最初から都度課金型で購入できればいいのですが、それもできません。
本学の図書館では、人気の新刊でも年間貸出回数が約15〜20回なので、
むしろ、最初から都度課金型が丁度いいかなと…。
ちなみに、貸出回数52回というのは、貸出期間を2週間とした場合に、
2年間で1日も空けずに連続貸出した回数から割り出されているそうです。

例えば、本学の平成27年度の全体貸出冊数(約3500冊)のうち、
約8割(約2800冊)は、購入から2年以内の新刊で、
残りの約2割(約700冊)は、購入から2年経過した本の貸出冊数になります。
都度課金に換算すると、約700冊分で6万円相当になります。
通常では、1500円の紙書籍が40冊分購入できる金額になります。
40冊分の新刊が購入できたのか…と思うと少し考えてしまいますね…。
2年間縛りが延長されるか、26分の1の課金の割率が低くなるといいですが。

貸出しされなければ0円というのも、
最初から都度課金型で料金を支払えたら魅力だと思いますし。
長く利用する書籍を紙の本で購入しておけばいいとなりますが、
それでは電子図書館の利便性の改善で何の解決にもなりません。
都度課金型の内容が以下のような感じになると、
学校での電子図書館の普及が進むのではないかなと思いました。

・貸出回数52回か2年間のライセンスを延長する
・貸出1回ごとかかる元のライセンス料の26分の1の割率を下げる
・最初から都度課金型でライセンスを購入することができるようにする

電子図書館|電子書籍のコンテンツ料金

2016.2.19(Fri)

2015年12月上旬。
株式会社日本電子図書館サービスさんの訪問から数日後。
電子図書館サービス「LibrariE(ライブラリエ)」の説明を聞いて、
ちょっと気になった部分が、電子書籍のコンテンツ料金についてです。

・電子書籍のコンテンツ料金は、ライセンス(権利)を購入している
・ライセンス(権利)とは、データを“所有する権利”ではなく“利用する権利”のこと
・ライセンスの料金形態は、以下の3種類がある
(1)電子書籍1冊分につき一人のみ利用可能な「ワンコピー/ワンユーザー型」
(2)電子書籍1冊分につき複数の利用可能な「「ワンコピー/マルチユーザー型」
(3)貸出があったときにのみ課金される「都度課金(つどかきん)型」

ということでした。ライセンスの料金形態のそれぞれの内容はこんな感じです。

(1)「ワンコピー/ワンユーザー型」
・電子書籍1冊分につき一人のみ利用が可能
・誰かが借りているときは、紙書籍と同じく「貸出中」で借りられない状態になる
・紙書籍価格の約1.5〜2倍で、1500円の本だと2250〜3000円程度
貸出回数52回か2年経つと都度課金型へ更新orライセンス再購入orライセンス失効の3つ選択肢がある
・貸出回数52回は、貸出2週間とした場合に2年間で連続貸出した最大数から割り出されている

(2)「ワンコピー/マルチユーザー型」
・電子書籍1冊分につき複数の利用が可能
・誰かが借りているときも、借りられる状態になる
・料金は、図書館からのリクエストにしたがって、出版社と交渉の上、提供価格が提示される
・途中から増やしたりもでき、
一時的に貸出数が集中する場合などに便利

(3)「都度課金(つどかきん)型」
・(1)で一度購入したライセンスが貸出回数52回or2年経つとこちらに移行する
・都度課金型に移行しないで、ライセンスを中止(除籍)する選択もできる
・貸出されたときのみライセンスの料金が発生する
・1回の料金は、(1)の料金の26分の1程度(出版社側で設定)で、2250円の電子書籍だと87円程度
・始めから都度課金型でライセンスを購入することはできない

ということでした。
まず、電子書籍の一体何を購入しているのかということについて、
データそのものを“所有できる権利”を購入しているのではなく、
データを“利用できる権利”を購入しているということです。
つまり、自分の図書館の物にできる電子書籍を買うのではなく、
その会社で所有する電子書籍への利用資格を買うということになります。

紙書籍の場合、自分の図書館の所有物としてずっと保存でき、
購入後に料金が発生しないのが当たり前のようになっていたので、
電子書籍の場合、購入した物が手元に残らないということや、
一度購入した物にその後も料金が発生する場合があるということが、
納得できない部分であり、電子図書館の導入に踏み切れない主な理由の一つでした。

そこで、電子書籍の取引について色々と調べてみました。
そもそも電子書籍は、有形物と無形物のどちらで扱われるのか?
ということから違和感の原因が始まっているような気がします。
現在のところ電子書籍の定義としては、“無形物”として扱われるようです。
したがって、無形物は所有権を移すことができない物なので、
電子書籍を購入しても自分の図書館の資産にはならないのだとか。
電子書籍は提供する会社が所有し、読む権利をもらうのが一般的で、
データを利用することに対して料金が発生するという仕組みは、
ここからきているのかという結論に達しました。
電子でもデータで所有できるはずという思い込みから
改めて考え直さなければいけないようです。
ということで、電子書籍の何を購入しているのかについては納得ができそうです。

しかし、さらなる疑問が浮かんできました。
この電子図書館サービス「LibrariE(ライブラリエ)」の利用を止めた場合や
別の電子図書館サービスへ移行した場合は、ライセンスはどうなるのかです。
電子書籍は提供する会社が所有していることから、
電子図書館を別の電子図書館に代えてしまうと、
電子書籍のコンテンツが全て失われる可能性があるということになります。
せめて電子書籍のコンテンツはそのまま継続移行できるといいのですが…。
ここにきて電子図書館サービス自体も慎重に選ぶ必要があるなと思うようになり、
他の電子図書館サービスについても調べてみることにしました。
それについては、もう少し調べてから記録したいと思います。

電子図書館|詳しい説明を聞く

2016.2.9(Tue)

2015年11月末。
電子図書館サービス「LibrariE(ライブラリエ)」を取り扱っている
株式会社日本電子図書館サービスさんより2名の担当者の方がご来校され、
私(司書教諭)とICT推進室長兼情報科主任の先生でお話を聞きました。
まず、プレゼンテーションにて質疑応答を交えて詳しい説明を聞き、
最後に、トライアルのIDとパスワードをいただいて約2時間で終了。
このトライアルのIDとパスワードは、私が確認できるためのものです。
ここでわかったことについてまとめてみました。

・現在のトライアルの利用は、大学図書館・公共図書館のみで高校はなし
・導入図書館は、5年後に400館くらいを目標にしている
・トライアルからの移行でシステム導入費は、まだ検討中(無料にして…)
・システム使用料は月額制で、大学図書館・公共図書館各々の図書館規模で異なる
・高等学校向け価格は未設定のため、導入しやすい料金体系の設定を検討するとのこと
・電子書籍数は、約8000冊程度で5年後に8万冊を目指している
・電子書籍の取扱出版社は、KADOKAWAや講談社の他にも増加中である
・電子書籍の新刊は、電子化や著作権の許諾のためか紙版書籍より出版されるのが遅い
・電子漫画は、教育現場での利用を考慮してあえて控えているため多くない
・電子雑誌は、ムック版のみで現在取り扱いはない。今後検討するとのこと
・学校側で作成したローカル資料も、電子図書館上で独自資料として公開できる


ということでした。
一般的な高校で月額使用料が高額では手が出せません…。
私立高校でも厳しい状況ではないかと思います。
そんな感想を伝えたところ、高等学校向けシステム使用料を検討しますとのことでした。

また、電子書籍のコンテンツ数は、2016年2月時点で約8000冊ほど。
雑誌や赤本シリーズなどの過去問題集・学習参考書は、まだ対応していません。
今現在のコンテンツでは、導入を即決するには至らないほどですが、
独自に電子書籍化した資料をアップロードできたり、
トライアルで選定した図書は、契約後もそのまま利用できるとのことです。
とりあえず、今後に期待ということで充実するのを待つ他ありません。

さて、説明を聞いていくなかでは、考えが追いつかないような内容もあり、
それが、電子図書館に懐疑的である主な理由の一つとなっている、
電子書籍のコンテンツ料金についてです。
その内容は、また後ほど記録したいと思います。

電子図書館|連絡あり

2016.2.9(Tue)

2015年11月下旬、『第17回図書館総合展』から2週間後。
電子図書館についての情報を集めつつ、とくに進展はありませんでしたが、
電子図書館サービス「LibrariE(ライブラリエ)」を取り扱っている
株式会社日本電子図書館サービスさんの方より連絡がありました。
説明する機会をいただきたいので訪問してもよいかとのことで、
こちらも詳しく聞きたいこともあり、これはいい機会ということで了解しました。

電子図書館|周囲の反応

2016.2.6(Sat)

2015年11月中旬、『第17回図書館総合展』から1週間後。
電子図書館システムのことを少しずつ意識するようになり、
頭の中でシュミレーションするようになっていました。

・利用開始はいつ頃がいいのか?
・全校生徒一斉スタートか?学年やコーなど限定スタートか?
・電子図書館の中身は、読書と学習どちらに重点をおくか?
・紙書籍と電子書籍の資料の住み分けをどうするか?

しかし、考えるほどに前途多難な気がして自問自答では埒があかないので、
司書室へ仕事や休憩にふらっといらっしゃるお馴染みの先生方に、
「電子図書館ってどう思いますか?」と質問をしてみることに。

・紙書籍の方が好き
・現状では電子図書館の導入はまだ早い気もするけど、あれば格好いいね
・受験問題集や過去問なんかは電子版で見られたら便利かもしれない
・生徒全員がタブレットを持てば授業教室で図書館が利用できるようになる
・系列校や大学と連携すれば電子図書館が早期に充実するのではないか

などが先生方の意見で、導入には好意的な意見がやや多く聞かれました。
前例のないことで慎重な意見が多いと思っていたのですが、これは意外でした。
私個人も紙書籍の方を好んでおり、電子図書館には懐疑的であったため、
周囲の方が前向きで、他でもない司書がブレーキをかけて一向に進展しない状況に…。
まずは、最も図書館に携わる側の考え方を変えないことには、
電子図書館の導入は進まないのではないかと感じました。

図書館に携わる人には、本や図書館や利用者とのコミュニケーションなど、
その人なりの遣り甲斐や良さがあって図書館に携わるのだと思います。
もしも、その良さが変わってしまうとしたら、違和感や抵抗感があるのは
当然のことです。私も、電子図書館が導入されることによって、
生徒との触れ合いが少なくなってしまったら寂しい気がします。
では、本当にそうなってしまうのか?いや、その良さは変わらないままなのか?
このままでは答えが出ません。
とりあえず、周囲の反応は前向きであることがわかったため、
電子図書館の導入でボトルネックになっている部分について考えてみようと思いました。

電子図書館|保留にする

2016.2.5(Fri)

『第17回図書館総合展』への参加した翌日。
そこではじめて知った電子図書館サービス「LibrariE(ライブラリエ)」について、
さっそく気になったことについて調べてみました。

・電子図書館サービス「LibrariE(ライブラリエ)」とは一体なにか?
・システム導入費や月額使用料、電子書籍代はいくらなのか?
・トライアルを実際に利用している図書館の実感はどうか?

そして、調べてみてわかったことは、

・KADOKAWA、講談社、紀伊國屋書店が合弁し設立した電子図書館 サービス
・2015年4月からスタートしたばかり
・システム導入費は、不明
・システム使用料は、初期費用および月額制で大学図書館・公共図書館各々の図書館規模で異なる
・電子書籍代は、紙版書籍よりやや割高で、ライセンス料というらしい
・トライアルを実際に運営しているサイトの感想は不明

図書館総合展の出展ブースで聞いた説明とほぼ同じでした…。
もっと詳しいことは直接問い合わせてみなければわからないみたいで、
さらに、使用している図書館の感想を聞くことは難しいかなと思いました。
このコラムを書こうと思ったのも誰かの参考になればという思いと、
こちらも参考になる情報をいただければという思いからでした。
もう少し聞いてみたいなと思いつつ、個人的な興味というくらいで、
この時点では情報がないために保留にすることにしました。

電子図書館|きっかけ

2016.2.5(Fri)

2015年11月10日(火)〜12日(木)にパシフィコ横浜で
開催された『第17回図書館総合展』に参加しました。
ここで株式会社日本電子図書館サービスさんが提供する
電子図書館サービス「LibrariE(ライブラリエ)」
のブースの前を偶然に通りかかりました。
機能やデザインがとてもシンプルで使いやすく、
便利な機能がたくさんある中でもとくに惹かれたのが、

“返却は貸出期間が過ぎると自動返却”

という部分でした。もっとあるのでは…という感じですが、
もう延滞の督促状はなくなり、紛失・破損・汚損もなく美品のまま。
さらに言えば、新刊の装備もなし。廃棄の処理もボタンひとつで完了。
電子図書館は、利用者にとって便利になることは間違いないですが、
図書館業務も驚くほど効率的になる画期的なシステムなのです。

しかし、電子図書館を導入している高校の話は聞いたことがなく、
予算や電子書籍を導入するメリットはあるのかという疑問も。
実際のところ、高校で電子図書館を導入しているところはまだなく、
むしろ、トライアルを実施できる高校を探していたとのこと。
本学はICT活用の取り組みにより、全校生徒がタブレット端末を持つようになり、
電子図書館の環境としては文句なしの好条件ということでした。
いつか実現したら面白そうだなという気持ちで名刺をいただきブースを後にしました。

電子図書館|はじめに

2016.2.4(Thu)

こちらのコラムでは、本学メディアセンターでのICT活用の取り組みの一つである、
電子図書館「Nittai Digital Library」の導入までの過程や運営の様子など、
どのような課題に直面しながら取り組んでいるのか記録していきたいと思います。
現在、国内の高等学校では、ほとんど実践例のない電子図書館の導入について、
わからないことも多く本学も手探り状態です…。
これから電子図書館の導入を検討するときや、何か問題に直面したときなど、
同じ悩みを抱えた方々にとって少しでも参考になればと思います。